パニック障害を漢方薬で治療する

パニック障害を漢方薬で治療するという方法もあります。パニック障害は心と体の影響で起るものというのは皆さんご存じではないかと思います。

昔は自律神経失調症と思われていたほどで、自律神経とも深い関係があることも分かってします。

しかし本当の原因が分かっていないために、完治する方法もこれがいいというものがありません。自分が納得できる方法で、完治することが一番いいことではないでしょうか。

その証拠に自力で完治した人もたくさんいるのです。ただし、そこまで自力でやる自信がない人は漢方薬での治療もおすすめです。

不安が強く恐怖症があったりパニック障害の症状はそれぞれですが、それらの精神的なダメージが起ると、それが体に影響して呼吸困難になったりするわけです。

つまり不安や恐怖などが、日常のちょっとしたことでも強烈に出てしまうことが異常と考えられます。そしてパニック障害とは、不安物質の分泌のコントロールができないという障害でもあるわけです

西洋医学では、この不安物質をブロックする薬を飲んで改善していくようにします。しかし漢方では不安物質が、なぜコントロールされずに分泌されるかというところを気の異常と考えます

そのため気の異常を改善すると不安物質の異常分泌されなくなると考え、それに沿った漢方薬を使います。

また漢方薬にも、もちろん副作用のあるものもありますが、パニック障害に必要な漢方薬は容量を守ればどれも安心なものばかりなので副作用の心配もありません

特にこれから妊娠をする可能性がある女性なども、妊娠に気付くのは妊娠初期のため、副作用のある薬を飲んでしまったという失敗もあります。

そうならないために漢方薬は是非ともおすすめなのです。妊娠初期はこのように知らずに飲んでいた薬の影響を受けることが多く、また妊娠初期ほど薬の影響などをできるだけ受けたくない時期でもあります

このようなことにもならないように、きちんとした漢方薬薬局や漢方医によって、自分にあった漢方薬の調合をお願いするといいのではないでしょうか。

ちなみに、パニック障害でよく使用される漢方薬は柴胡加竜骨牡蠣湯、柴胡桂枝乾姜湯、甘麦大棗湯、加味逍遙散、桂枝加竜骨牡蠣湯、半夏厚朴湯、加味帰脾湯などになります。

パニック障害を漢方の頓服で治す

パニック障害を改善するために、漢方薬の頓服で完治することはできるのでしょうか。実は漢方の頓服でパニック障害を完治した人もたくさんいるのです。

パニック障害はその人によっていろいろな症状があり、原因もある意味はっきりしていないので、何が絶対をすれば効果があるとは言い切れないものでもあります。

つまり西洋医学であっても、副作用が強く出てしまって完治できない人や、なかなか症状改善が進展しない人もいます。

またそういう人が漢方の頓服で克服したということもあります。そういう意味ではパニック障害は難しいことではあるようです。

西洋医学では辛い気持や不安な気持になりにくいように、不安物質の分泌を抑える薬を処方したり、不眠なら無理やり神経をブロックさせて寝させてしまうような睡眠薬などが処方されます。

逆に東洋医学の場合は原因がどうであれ、気の流れが基本的に逆流している状態であると考えます。確かに同じようにショックなことがあっても、それがきっかけでパニック障害になる人と、まったくならない人がいます。

つまり同じきっかけはあってもそれでパニック障害になる場合は、気が逆流している状態だったとも言えるのです。もちろんきっかけがとても強い影響を及ぼして、気が逆行するようになった可能性もあります。

どちらにしても漢方では気の逆流こそパニック障害の症状を起こす原因だと考えるのです。それによって不安な気持が強くなり、呼吸困難などが起ると考えられています。

そこで幾つかのタイプに分け、その体質にあった漢方薬を飲むことで、気の逆流を改善するというものです。

もちろん体質は個人差があり、漢方薬薬局などでもその人にあわせた調合も行ってもらえるので、いわゆるオーダーした漢方薬を飲むこともできます。

そういう意味では単なる市販での漢方薬購入より、効果が高くなるのではないでしょうか。そして、あとは必ず治るという強い確信を持って改善に立ち向かうことです。

パニック障害の完治は漢方を上手に利用しよう

パニック障害は完治できる病気です。でも、焦ってしまうとそれが脅迫観念になってしまい、完治が遅れてしまうこともあります

そんなことがないように完治する疾患だということをしっかり理解し、それを後押ししてくれる漢方を使った治療を考えても良いのではないでしょうか。

漢方では不安や心配、恐怖などをコントロールするものなどもあります。それらを上手に組み合わせて利用して、多くの人が完治にいたっているのです。

病院の薬と併用している人や、病院の薬は自分には効果がないと感じ漢方薬だけで完治した人もいます。そこで漢方にはどのようなものがあるか挙げてみました。

自分に合ったタイプのものを選んで飲むこともおすすめです。また購入するときには漢方薬薬局に相談をすることもおすすめです。

柴胡加竜骨牡蠣湯

(さいこかりゅうこつぼれいとう)

神経質でいつもビクビクしているタイプの人におすすめです。また動悸が速くなることがたびたびあり、対人恐怖的なところがある人にも合っている漢方薬の一つです。

柴胡桂枝乾姜湯

(さいこけいしかんきょうとう)

柴胡加竜骨牡蠣湯と似ている効能があります。違いは柴胡加竜骨牡蠣湯のタイプで、体力がなく、気力が低下していると感じるタイプにおすすめです。

また冷え性、胃腸の弱い人、鬱状態がある、寝汗の多い人には、こちらの柴胡桂枝乾姜湯の方が向いているようです。

甘麦大棗湯

(かんばくたいそうとう)

上2つの柴胡系とは違い、パニック、過換気症候群を持っている人、すぐに泣きたい衝動にかられる、泣いている人。そして衝動的な行動を起こしてしまうというタイプの人におすすめです。

またフラッシュバックに襲われる人や、すぐに自分は可愛そうだと思ってしまうタイプで体力が弱い人に最適です。

桂枝加竜骨牡蠣湯

(けいしかりゅうこつぼれいとう)

動悸、不安、緊張があり、眠れないという人。またフラッシュバックや悪夢などをよく見るなどの場合におすすめです。

加味逍遙散

(かみしょうようさん)

月経の周期と関連して起る人、更年期障害が伴う、月経時に特にひどい不安感や強迫観念、動悸などが見られる人にはこちらが有効です。

半夏厚朴湯

(はんげこうぼくとう)

いつも憂うつで食事がすっきり食べられないことがあるなどのタイプに用いられます。

加味帰脾湯

(かみきひとう)

不安だけでなく体力、気力、つまりやる気がとても削がれている人におすすめです。

パニック障害を市販薬と漢方藥で完治させる

パニック障害の人には病院からは、睡眠薬や脳のセロトニンを増やし不安感を改善する薬などが処方されます。それにプラスその人にあった漢方薬なども処方されることも病院によってあるようです。

しかし漢方薬以外のものは確実に効果が高いと言われていますが、副作用も強く出ることもあります。そのため、できるだけ市販の薬と漢方薬で治したいという人もいるのです。

つまり市販薬というのは効果も処方されるものよりずっと落ちますが、副作用もグッと減るということなのです。

しかしそんなことをしていて症状が悪化するより、初めから早く医師に相談して処方の薬を飲んだ方が良いという意見もあります。

市販薬はとても効果が落ちるかわりにプラセボ効果があります。つまり効いていると思うだけで効いてしまうという効果です。

精神的な影響の強いパニック障害では、このようなプラセボ効果も有効なときもあります。あとは漢方薬の力を借りるということになります。しかし漢方薬だけではとても効果が緩やかなので、合う人と合わない人がいます。

とはいっても、どっちが向いているということは誰も分からないことなのです。そこで自分で治すぞという強い思いを持って行うことができる方法で行うべきではないでしょうか。

漢方薬の場合はパニック障害を気逆(きぎゃく)と言われていますが気逆に有効なものというと、苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)、香蘇散(こうそさん)、柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)、柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)、甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)、加味逍遙散(けいしかりゅうこつぼれいとう)、桂枝加竜骨牡蠣湯(かみしょうようさん)、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)、加味帰脾湯(かみきひとう)などがあります。

漢方薬は漢方医に相談した上で、自分の症状にあったものを配合してもらうこともできますが、漢方薬局で相談しながら市販の漢方薬を選んでもらうのもおすすめです。

パニック障害治療に授乳中でも安心な漢方薬を

パニック障害というと、100人に1人の割合で発症すると言われています。特に20代、30代の女性が男性を上回っているとのこと。

つまり妊娠の可能性のある年齢の女性や、妊娠、出産、そして授乳期に治療を続けることが必要な人もたくさんいるのです。そこで病院で処方される薬はできるだけ取りたくないと考えるのも当然です。

もちろん病院では薬を飲まないデメリットと赤ちゃんに影響するデメリットを比べて、薬を飲まないデメリットの方が強ければ副作用を最大限注意しながら処方します。

しかし、赤ちゃんには絶対に薬の影響を与えたくないというママ。また、これから妊娠する可能性のある女性は、知らずに妊娠初期に摂取してしまうこともあり、このようなことがないようにということでは漢方薬を上手に利用することも大切ではないでしょうか。

パニック障害は自律神経失調症とも深く関係があり、今までは同じ病気と思われていたほどです。西洋医学ではノルアドレナリンの神経伝達物質が深くかかわっていると言われています。

そして薬物治療では抗鬱藥、抗不安薬、睡眠薬などが処方されますが、副作用に苦しむ人も結構いるのが現実です。そのため妊娠時、授乳時などには絶対に避けたいと考えるのも当然なのです。

母親は子供に毒素が行かないようにと、とても敏感になります。赤ちゃんに悪いものを飲んでいるという気持で薬を飲んでも、パニック障害にも良い効果があるとは考えられません。

それより漢方に頼り、あとは赤ちゃんのためにも自分でパニック障害を乗越えるという強い気持を持つことの方が改善につながるのではないでしょうか。

漢方では精神的な不安感が原因となり、気の流れが逆行している結果がパニック障害であると考えられているのです。そこで気の流れを正常にする漢方薬を使用します。

気の流れが正常に流れずに逆行すると、のぼせ、イライラ、過呼吸、動悸、めまいなどが起ります。

漢方では体と心は一体と考えているので、このような症状が出ることで精神が乱れ不安や恐怖が生まれ、それがまた体にサインを送って症状を出すという魔のスパイラルになっていると考えます。

どこかでこのスパイラルを切るためにも漢方薬で改善していくわけですが、授乳期、妊娠期には特に漢方をおすすめです。

パニック障害なら漢方医に相談しよう

パニック障害を改善させるためには、自力、医者にかかる、漢方薬を飲む、漢方医に相談をするなどがあります。どれも成功をした人がいますが、どれもメリットやデメリットがあります

特に西洋医学では薬の副作用により、効果が出るまでに副作用が耐えられなくなる場合や、効果がいまいち出ない、またどんどん悪化するという場合もあるのです。

そこで西洋医学であまり進展がなかったり、薬の副作用が気になる人、妊娠や授乳中の人などは漢方薬に頼ることが多くなります。漢方薬もパニック障害に向く漢方薬がいろいろ紹介されています。

そして漢方薬は今、漢方薬局に限らず一般の薬屋、ドラッグなどでもある程度置いてあるので購入することもできます。

また薬剤師さんも一般的な漢方に対する知識があるので、どれがいいか選んでくれるのでそれもおすすめです。

しかし、本当にしっかり漢方で治していきたいと考えるなら、漢方医の調合した漢方薬の方が効果は高くなります。西洋医学で例えば痛みがある場合は、炎症を止める薬や痛いという感覚をブロックする薬を処方します。

また痛みで眠れなければ睡眠薬を出して無理に眠れるようにし、副作用があればその副作用の症状を抑える薬をまた追加していくという流れです。

しかし漢方の場合は、その人の体質を気の流れから変える薬を飲みます。そのためとても個人個人微妙に違っていたりもするわけです。

だからこそ漢方のことをしっかり勉強、研究している漢方医によって調合された漢方薬を飲むことがおすすめなのです。もともと漢方とはいろいろな効果のあるものを、その人に合わせて調合していくもと言われています。

つまり漢方薬はオーダーメードの薬であるべきとも言えるわけです。そのため漢方医に自分の症状を伝え、自分だけの自分にあった漢方薬を調合してもらいしましょう。

あとは必ず完治するという強い信念と確信を忘れずに、焦らず治療していくことです。まずパニック障害と感じたら漢方医に相談してみましょう。

できれば対面や電話で細かく、自分のことを伝えることができる関係の漢方医がおすすめです。誤解や行き違いがないようにするためにも、メールだけのやり取りはおすすめできません。

 

 

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